2013年8月アーカイブ

薬剤師という職業をしている方々が、今最も懸念しているのが、政府の緩和政策の一環といえる、登録販売員という新たな資格。 薬科大学の増設に関しても登録販売員制度についても、薬剤師会自体は、反対の意を述べているのですが、政府がそれらを聞き入れながら、中止の意向を見せる様子はありません。 (登録販売者の求人事情についてはこんな感じです。)

この登録販売員が存在すると、薬局以外でも多くのOTC医薬品を販売する事が可能になります。 そもそも医薬品の販売自体、特殊な商売とも言え、商売だけを考えて、売上追求型の商売が出来難い事があげられます。 お客様の症状により、幾等商売といっても売らないで病院を紹介する場合もあるという事なので、このままの状態で、果たして国民の健康が守れるのか?という面もあります。

又、これを売上追求で、症状がどのようなものでも薬を売って飲ませる的な商売をすれば、もしかすると患者の症状を悪化させてしまう可能性自体、今以上増えることになるかもしれませんし、そのこと自体に個人的に危機感を感じるのです。 またこの危機感は、個人的に考えるものでなく、多くの薬剤師が考える事であり、様々な薬剤師を取り巻く環境には、今一度考えるべき問題が多分にあるという事なのです。

将来的に、薬剤師の数が増えすぎて、飽和状態になると言われていますが、これは、今に限らず、随分前から言われている問題で、この飽和状態に関しては、薬剤師だけでなく、医師にも言われていた事でもあります。 だからと言え、その噂、予想通り飽和状態に至るか、否かは、今のところどちらとも言えない状態で、実際、都内における薬剤師事情の中には、既に飽和状態に近い場所も存在している事から、この点に関する問題は、今のところ何とも言えない状況である。

こうした問題を解決すべく対策を考えるなら、例えば、国家試験におけるラインを上げる、などとする事で、その飽和に至る人数を調整できる可能性はあります が、薬剤師にまつわる問題は、今後いかなる状態へと変化していくかは、今のところ誰も知る由はない、という事は確かです。

中には、すでに仕事が無い、というような薬剤師も存在しますが、その反面、薬剤師の存在がいない、という不足地域も存在します。 又、薬剤師が多く、増えるという事は事実でも、それ以上に医薬分業の進歩により、薬剤師の常駐が必要な場所も続々と増え、そうした場より、まだまだ薬剤師 人口が不足と言われている事から、薬剤師が、登録販売員の誕生により、何らかの変化が起きるにしても職を失うという事は考え難いところでもありますが、懸 念する声は非常に多い事も確かなのです。

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